HRTな文化
どうもhongoです。
今日はHRTについて書いてみようと思います。
みなさんコードレビューやSlackでのやりとりで嫌な言われ方や、トゲのある言い方をされたことはないですか? そういうことがあると健全な対話ができない上に人間関係のトラブルに発展していってしまいます。
そういうことが起きないようにHRTな文化を根付かせることが大事になってきます。
HRTとは?
HRTはTeamGeekというエンジニア界隈では割と有名(?)な本で紹介されているものです。
チーム開発において、人間関係を円滑にするだけでなく、健全な対話とコラボレーションの基盤になるものとして以下の3つが紹介されています。
- 謙虚 (Humility)
- 尊敬 (Respect)
- 信頼 (Trust)
3つの頭文字からHRTでハートと読みます。
そして、『あらゆる人間関係の衝突は、謙虚・尊敬・信頼の欠如によるもの』と強い主張がされています。
謙虚(H)・尊敬(R)・信頼(T)についてそれぞれTeamGeekから引用してみます。(p.15より)
謙虚 (Humility)
世界の中心は君ではない。君は全知全能ではないし、絶対に正しいわけでもない。常に自分を改善していこう。
尊敬(Respect)
一緒に働く人のことを心から思いやろう。相手を1人の人間として扱い、その能力や功績を高く評価しよう。
信頼(Trust)
自分以外の人は有能であり、正しいことをすると信じよう。そうすれば仕事を任せることができる。
具体的にはどうするか?
TeamGeekの中では具体例としてコードレビューが挙げられていました。
悪い例
「このメソッドの制御フローは完全に間違えてますよ。みんなが使っている標準的なooを使うべきです。」
などと言ってはいけないと紹介されています。 相手は非難し、バカにされたかのように思ってしまうかもしれません。
良い例
「この部分の制御フローがよく分からないのですが、ooを使えば読みやすくなるでしょうか?」
自分の疑問として謙虚に聞くことが大事とのことです。
個人的にちゃんと普段からちゃんとできてるか分かりませんがしっかり意識しておきたいです😅
日頃意識するために
日頃から意識できるようにPullRequestのテンプレートにHRTのドキュメントへのリンクを置いています。 レビュー依頼する側、される側どちらも目にするので何もないよりは意識できる気がしています。
他にもデザインレビューやいろんなところで意識できるようにしていきたいなーと思っています。
おわりに
Zoomでのミーティング、Slackでのやりとり、デザインやコードのレビューなどコミュニケーションが発生するすべての場面でHRTを意識し、HRTに沿った振る舞いをすることでコミュニケーションの問題を減らせるかもしれません。
人間関係の問題が起きる前にぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
弊社ではHRTな気持ちで一緒に働く仲間を募集しています!